転職活動のすすめ

技術がなくても仕事に繋がる! フリーランスを目指すために大切な事!

はじめまして!
現在関西を中心にフリーランスでグラフィックデザイナー&イラストレーターとして活動中の山本神恵と申します。

去年勤めていた会社を辞めてフリーランスになり、有難いことに無事二年目に突入いたしました。

今回はそんな私がフリーランスとになり、どのような活動をしてきたかをご紹介して、今後フリーランスになろうと考えている方や働き方を考えている方に、少しでも参考になれば嬉しく思います。

フリーランスor会社員 自分に合っているのは?

フリーランスになりたい!こう考えるとすぐに会社を辞める選択をしてしまいそうになりますが、ちょっと待ってください!会社を辞めるのは簡単ですが、本当にそれでいいのか一旦立ち止まって考えてみた方がいいかもしれません。

1. フリーランスor会社員の違いを知る

会社員とフリーランスですが、働き方がまったく異なります。
なので両方の違いを理解し、自分の適正としてどちらが向いているかを考えてみましょう。

仕事

会社員ならば、当然仕事は割り振られますが、フリーランスの場合「待っていても仕事がこない」です。
自らが動き、仕事を獲得していかなければなりません。
自ずと、営業、事務などの雑務の時間が増えてしまうので、スケジュールを管理して「目的」や「目標」を考えて行動しないと、時間だけが過ぎてしまいかねません。

案件の大きさも違います。
会社員であれば大きいプロジェクトに関わる機会はありますが、個人となるとやはり最初のうちは難しい事が多いでしょう。

収入

会社員であれば、仕事の多い少ないに関わらず毎月必ず収入はありますが、フリーランスの場合、契約が取れなければ収入はありません。当然、頑張れば頑張った分だけ収入は上がります。

社会保障

フリーランスの場合、社会保障が手薄になります。
厚生年金にも入れないため、将来もらえる年金額もガクッと少なくなってしまいます。

2. 勤めながらフリーランスをする

もしいきなりフリーランスになるのが不安な場合、アルバイトや派遣社員などで生活費を稼ぎ、フリーランスとして活動するのも一つかもしれません。

その際に注意していただきたいのは「アルバイトをする目的を明確にする事」です。
あくまでフリーランスとして生活をする為の一時的な事だとしておかないと、いつまでもアルバイトをする生活になってしまいます。

アルバイトの内容
スキルアップに繋がるもの

フリーランスの業務と同じカテゴリーの仕事を選ぶ事で、収入が入り、更にスキルアップにも繋がるので、今後フリーランスとしての活動がしやすくなります。

労力を要しない仕事

上記とは逆に、全く違う仕事を選ぶのもいいかもしれません。
その場合「過度に忙しくない」「時間が決まっている(残業などがない)」ようなものを選ぶとよいでしょう。収入と割り切りる事で、他の時間をフリーランス業に専念することができます。

3. 会社を辞める前に準備するべき項目

フリーランスになる前に会社員の間にできるだけ準備をしておくとよいでしょう。無計画に辞めてしまうと痛い目に合うかもしれません。

人脈を作っておく

仕事をやめてから、人脈を増やしてもいいのですが、仕事が0の状態は精神的にもきついものがあります。最初のスタートダッシュの勢いを上げるために、やはり会社員の間に人脈をつくっておき、ある程度収入の見込みを確保しておくに越したことはないでしょう。

クレジットカード等をつくっておく

会社員とフリーランスでは信用が全然違います。フリーランスになればクレジットカードの審査も通りにくくなります。会社員の間にクレジットカードやローンなど審査があるものは済ましておいた方が懸命でしょう。

フリーランスになったら

フリーランスになって、最初の仕事の獲得は難しいものです。
フリーランスになった時に大事だと思うポイントをご紹介します。

1. 人に認知してもらうための行動をしよう

仕事の受注には基本的な流れがあります。

[認知]→[行動]→[サービスの提供]→[リピート]

  • [認知] → 人に知ってもらえているか
  • [行動] → 知った人が行動に起こせる導線はあるか
  • [サービスの提供] → どのようなサービスを提供できるか
  • [リピート] → リピートしてもらいやすい導線はあるか

この中で、一番目が行きやすい項目が「サービスの提供」です。
イラストレーターで例えるならばサービスの提供というのは「技術」つまり「イラスト」です。
陥りやすいのが、この「スキル」を上げる事に全力を注ぎやすいという点です。
しかし、実際大事なのはスキルよりも、その前「認知」と「行動」です。ここを疎かにすると、どれだけ素晴らしいスキルを提供できるとしても仕事はきません。

どのような行動が「認知」に繋がるかといいますと、オフラインであれば例えばイベントに出店したり、交流会で沢山の人と会う機会を設けるなどが考えられます。

オンラインであるならば、SNSや自身のサイトを使い活動を発信するとよいでしょう。

2. 仕事を受注しやすい環境づくり

上記のように「認知」してもらえるようになれば、次はいかにして連絡をしてもらえるようにするかです。

「ここに連絡してくれればコンタクトとれます」

ということは明確にしておきましょう。
発注側からすれば「どこで連絡をとればよいのかわからない、、」となりチャンスを逃してしまう可能性があります。

せっかく受注できていたのに、そんな理由で逃すのは勿体無いです。

3. ビジョンを発信しよう

技術が高ければ依頼がくると思われがちなのですが、実は技術が高いところに依頼が集まるとは限りません。
技術よりも「何を提供するために活動をしているか(ビジョン)」を発信するほうが共感を得ることができ、人を引きつけます。

『サービス(技術)だけでは人の心は動かない』

先ほどの仕事獲得のフローでもそうでしたが、大抵の人はまず「技術」つまり「サービス」に注目します。

なぜならば、やる事が明確だからです。
イラストレーターであれば絵を描いて納品する、販売員なら物を売る等。

「あなたのサービスは何ですか?」と問われれば当然答えられるでしょう。
では「なぜやるのか?」を問われた時はどうでしょうか?

多くの人は「ビジョン」に共感します。

「何の為にその仕事をしているのか」「世の中をどのように良くしたいのか」を発信することで共感を得る事ができ、結果的に応援してくれる方も集まってくれるはずです。

まとめ

  • まずは自分がフリーランスに向いてるか考える
  • 最初は勤めながらフリーランスをする方法もある
  • 会社をやめる前に準備をする
  • 技術も大事だがまずは認知される事が大事
  • 仕事を受注しやすい導線づくりをする
  • ビジョンを発信する事で共感を得る

フリーランスも会社員もどちらもメリット、デメリットがあり、向き不向きもあります。

フリーランスになる場合、全てが自己責任になり誰も守ってくれないので、事前にしっかりとした準備をしてから挑む方が良いと思います。その結果フリーランスになって向いてない!とわかれば思い切って会社員に戻ればいいのです。
理想の働き方はすぐ見つからないかもしれませんが、行動を起こしていればきっと自分だけの理想の働き方が見つかるはずです!

また、「クリエイター職に転職したいけど経験が少ない」という方も、フリーランスで実績を積んでから希望の業界へ転職するというのもアリです。フリーランスのお仕事でしっかりスキルを磨き、受託業務での実績を積み重ねることで、転職活動も有利になります!

フリーランスでの実績を活かした転職や、ダブルワークOKのお仕事を探したい方は、クリエイターに特化した人材エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。

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