こんにちは!ゲーム系デザインから遊技機、宣伝・販促、立体物までなんでもデザインする『よろずデザイナー』のタナゴです。皆さん、宜しくお願い致します。(^^)/
今回は「現役デザイナーが作るロゴデザイン 考え方と制作実例」をご紹介したいと思います。
ここではプロがロゴデザインを作成するときに何を考え、どのようにデザインをするのか!を具体的に解説していきます。これからデザイナーを目指す方から見習いデザイナーさんまで、これを読めば出来るプロデザイナーに一歩近づく!!!かもしれませんよ。
目次
一般的な印刷物ではC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)にK(黒)を加えた4色で表現されます。CMYを全て混ぜれば黒になりますが黒色の再現度が良くない為、Kを使います。
RGBより表現出来る幅は狭いですが、蛍光色インクや特殊インクを足して使用し、工夫する事で映像では表現出来ないデザインを作ることが出来ます。
映像で使用する色はR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の3色で、印刷物で使用するCMYKより様々な色が作ることが出来、表現できる色の幅がとても広いです。通常のCMYの色幅では表現出来ない明るい色を使う事ができます。RGB全て混ぜると白になります。
印刷物で使用するロゴデザインは様々なものがありますが、映像のように動きがないぶん、ずっと見続けることができる「静のデザイン」です。
ロゴデザインと組み合わさる情報と合わせても違和感がないよう常に全体を意識してデザインします。
ロゴ単体でみても配置された全体でみても完成されている必要があります。
例えばポスターなどで使用されるロゴデザインでは、ポスターに使用される写真やイラストに負けない、読みやすく且つ工夫し、デザインされています。また、雑誌やチラシですと文字情報も多い為、一目で情報が読み取れる読みやすいものが好まれます。
「静のデザイン」では、概要を事前に把握し、デザイナーがいちから考え、ロゴデザインを作成することが大半です。
ここで大切なのは、ロゴ単体でみても配置された全体でみても完成されている必要があるということです。
映像コンテンツ、例えばゲームや遊技機系のロゴデザインはロゴ自体が動いたり変形したり、もしくはロゴ以外の動くものと同居する「動のデザイン」です。
中には一瞬で表示を終えてしまうロゴデザインもあります。その為、ロゴ文字を読ませることも重要ではありますが、ロゴをアニメーションさせたり、ロゴ出現と同時にロゴタイトルを叫ぶ声が入ったり、ロゴデザインを支える他の情報もある為、必ずしもロゴ文字を読む必要はありません。
重要であればあるほど、一瞬でインパクトが出せるよう文字全体を飾る装飾をつけたりします。
また、静のデザインと違い、動のデザインでは映像に表示するロゴはアニメーションやエフェクトなどたくさんの人が関わって作成するので、アニメーションの動きやシチュエーションに合わせます。
何より独りよがりのデザインにならないよう気をつけることが大事です。プロデューサーや、ディレクターの考える世界観を皆で作るという事を常に意識するといいかもしれませんね。
「静のデザイン」、「動のデザイン」どちらも媒体に合わせたデザインを意識し、作成することが大事です。
まずはどちらのデザインも企画内容をしっかり確認するところから始めます。
印刷物系のデザインでは企画、ディレクターなど少ない人数で内容を詰めデザインしていく事が多いのですが、映像コンテンツのロゴデザインは他の素材やアニメーション部分など大人数で場面を作ります。
そのため、映像コンテンツではより細かに意図を汲み取る、チェックが頻繁に必要になります。
印刷系デザインではスピード感も要求される事も多いので、細かな指示よりも個々の力量、デザイナーの提案力が期待されることが多いです。
どちらもチェックと修正を繰り返しながら作り上げていく点は変わりありません。
次の図を見て頂ければわかりますが、印刷物のロゴデザインでは目に止まりやすく読みやすさを重視したデザイン、映像制作のロゴデザインでは派手なUI、飾り、アニメーションに負けない強さを持ったロゴデザインにしています。あくまで参考ですが、結構違うでしょう?!
いかがでしょうか?
ほんの一例をご紹介しました。ここに記載した内容がすべて当てはまる訳ではなく、あくまでケースバイケースです。
プロは常にそれを見る人の目を意識して作成しています。自分自身がかっこいいから、可愛いからと思うものより、常に消費者の立場に立った目線で考えましょう。
ロゴが使われる場所、役割をしっかり考えることでデザインが決まります。
皆さん、素敵なロゴデザインを制作していきましょう!
See you next theme!!
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