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ドーモ! 【器用貧乏系ディレクター】のYumenoです。
はじめましての方もそうでない方も、読みに来ていただきありがとうございます!
前回の記事では、2回にわけて『【ゲームデザイナー】のキャリアパス』についてお話ししました。今回は、もう少し制作よりのテーマとして「ゲームデザイン」を取り上げたいと思います。
そこで、今回のテーマは『【Yumeno式】4ステップではじめる「ゲームデザイン」』です!(すみません、一度こういう【〇〇式】みたいのやってみたかったんです)
目次
というわけで、【ゲームデザイナー】が行う大切な業務である「ゲームデザイン」というものについてお話していくわけなのですが。
前回と同じような入り方で恐縮ですが、そもそも論として『「ゲームデザイン」がどういうものか』ということがわかっていない状態でお話ししても、おそらくは正しく意図が伝わらないと思います。
なので、まずは「ゲームデザイン」についてお話ししていきたいと思うのですが、それには『「デザイン」とは何か?』ということから理解する必要があると考えています。
突然ですが、【ゲームデザイナー】から「ゲーム」を取っ払って、『【デザイナー】ってどんな仕事だと思う?』と聞かれたら、みなさんはどう答えるでしょうか?
実はこれ、なかなかタフな、よく物議を醸しているテーマだったりします(デザイナー各位が準備運動を始めたのが見える)。
▼ Case. 1
よく言われるのは、『絵(イラスト)を描く人だと思っていた』というものではと思います。このような回答を耳にして、例えば【Webデザイナー】や【エディトリアルデザイナー】といったデザイナーの方々が嘆いている様子をよく見かけます……。
仮にこれが正しいとなると、【ゲームデザイナー】はすなわち「ゲームに必要な(キャラクターなどの)イラストを描くひと」になってしまいますよね?
ということで、この認識は誤りだと言えます(そもそも私自身、絵心は皆無ですので)。上記のようなお仕事をされる方は、一般的には【イラストレーター】と呼ばれるかと思います。
ちなみに、【ゲームデザイナー】という呼称が採用されている開発現場だと、このように2Dのイラストを描いたり、3Dでモデリングをしたりお仕事の方を【2Dアーティスト】や【3Dアーティスト】と呼ぶことも少なくないです。わかりやすい。
▼ Case. 2
また、Case. 1で触れた【Webデザイナー】などをイメージして、『イラストやテキストなどの素材をレイアウトしたり、配色したり、動かしたりするひと』のような捉え方をする方もいらっしゃるかもしれません。
が、これもまた残念ながら正しい認識とは言えません。
一例を挙げるならば、日用品や工業製品などの製作に携わる【プロダクトデザイナー】などは、この定義に当てはまらないからです。もちろん、【ゲームデザイナー】もしかりです。
これらは、すべて『「デザイン」とは何か?』という問いかけの主題である、「デザイン」というもの自体に対する認識がズレているからこそ起こる問題だと考えています。
例えば、「デザイン」は英語の「Design」をカタカナ表記しているわけですが、日本語訳した場合はどうなるでしょうか?
試しにGoogle翻訳にかけてみると、「設計」と翻訳されます。ただ、この「デザイン=設計」というのも、正直あまりピンと来ない方もいるのではないでしょうか。
そしてもうひとつ、「デザイン」という言葉を辞書で調べて見たことがあるという方は、どれくらいいらっしゃるでしょうか?
これはおそらく、かなり少数派ではないかと思います。かくいう私も、自分が新入社員を指導する立場になるまでは調べたことなかったように思います。
せっかくなので、お手元に辞書がある方はぜひ実際に調べてみてください!
もし「辞書なんて持ってないよ!」という方は、以下のコトバンクのページで確認してみていただければと。
(コトバンク)https://kotobank.jp/word/%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-100877
いかがだったでしょうか?
辞書の表現って、ちょっと分かりづらいですよね。『企画立案を含んだ設計あるいは意匠』の時点で、「まずこの文章の意味を説明してくれ!」ってなりそうな一文です。
そこで、私なりに噛み砕いて、言い換えてみたいと思います。
「デザイン」とは、
【何かしらの意図や目的に基づいて、それを実現するための計画を立てる(=企画立案を含んだ設計)】
こと、あるいは
【何かしらの意図や目的を分かりやすく伝えるために、形・色・模様・配置などに対する創意工夫を行う(=意匠)】
ことである
どうでしょう。
ここまでくると、これまでよりも具体的にイメージできるようになったのではないでしょうか?
ここまでくれば、今回の本題である「ゲームデザイン」についても、「こういう仕事です!」と言えるようになります。
というわけで、この記事では「ゲームデザイン」を以下のように定義することといたします。
「ゲームデザイン」とは、
【コンセプトに基づいて、ゲームの完成に必要な機能等の開発、遊びや面白さを実現するための計画を立てる】
こと、あるいは
【コンセプトに基づいて、ゲームのルールや遊び方、世界観やアートの魅力を分かりやすく伝えるために、アート・サウンド・シナリオなどのアセットに対する創意工夫を行う】
ことである
さらに噛み砕くなら、『ゲームを完成させるための創意工夫と、それを実現するための計画』となるでしょうか。
なおここでいう「計画」は、スケジュールという意味合いではなく、設計図を描くという意味合いに近いので、「仕様作成」と言い換えたほうが分かりやすいかもしれません。
と、ようやく「ゲームデザイン」の定義ができたところですが、今回はここまで。
後編では、いよいよその「ゲームデザイン」に着手するにあたって、意識しておくべき「4つのステップ」についてお話ししたいと思います。
ご興味持っていただけましたら、ぜひ後編も読んでくださいね!
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ゼロ年代のゲームデザイナー。コンシューマー系ゲームディベロッパーのゲームプランナーから始まり、ディレクター、プロデューサー、マネージャーなどを経験。Web・アプリサービス会社に転職後は、新規事業の立ち上げ、プロジェクトマネージャー、人材開発、プロモーション・マーケティングなど、いろいろやってきた【器用貧乏系ディレクター】。
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