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派遣でもテレワーク(リモートワーク)ができる「在宅派遣」。ゲームクリエイターとの相性は?

派遣でもテレワーク(リモートワーク)ができる「在宅派遣」。ゲームクリエイターとの相性は?

今や多くの企業が実施する、テレワーク(リモートワーク)。もともとは働き方改革の一環で推奨されていましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を機に、予防対策として急速に普及しました。そんな中、ゲーム業界で定着しつつあるのが「在宅派遣」というワークスタイルです。

従来の“派遣”といえば、就業先で仕事をする(=派遣される)ことが当たり前。そのため「在宅派遣」といわれても、あまりピンとこない方が多いかもしれません。
そこで今回は、在宅派遣の特長や、エンジニアやCGデザイナーなどゲームクリエイターの仕事との相性について解説します。

自宅で派遣の仕事ができる「在宅派遣」の勤務形態

「在宅派遣」の勤務形態

在宅派遣とは、自宅を就業場所とする派遣業務のことです。

そもそも派遣とは、派遣会社と雇用契約を結んだうえで、派遣社員として就業先企業の業務に従事する雇用形態を指します。“〇〇へ派遣される”という表現をよく使うこともあり、「派遣なのに在宅で仕事ができるの?」と少し不思議に感じる方もいるかもしれませんが、派遣における新しい働き方として定着し始めている勤務形態です。

在宅派遣での働き方には、「常時型在宅勤務」と「随時型在宅勤務」の2種類があります。

常時型在宅勤務

常時型在宅勤務は、ほとんどの労働日において自宅で業務を行う働き方です。
基本的には通勤が不要となるため、介護や子育てなど何らかの理由で通勤が難しい場合でも、派遣社員として働くことが可能。また就業先の立地に関わらず、自身のスキルを活かせる業務に携わることもできます。

随時型在宅勤務

随時型在宅勤務は、一定の曜日や時間などにおいて部分的に在宅勤務を行う働き方です。
例えば、月または週に数回、午前中あるいは午後のみなど、あらかじめ決められた労働日を在宅勤務とし、それ以外は出社勤務。在宅勤務の頻度は、業務の性質や就業先企業の方針によって異なります。

Tips

派遣社員の雇用形態には、雇用契約に応じて3種類に分かれます。
派遣先での就業期間(最長3年間)のみ派遣会社と雇用契約を結ぶ「登録型派遣」。雇用契約に期限の定めがない「常時雇用型派遣」。将来的に派遣先との直接雇用契約へ切り替えが可能な「紹介予定派遣」。
在宅派遣は雇用形態ではなく、あくまでワークスタイルの一種であることを理解しておきましょう。

在宅派遣とテレワーク派遣の違い

在宅派遣の求人を検索すると、「テレワーク派遣」という用語を目にすることがあります。
テレワークとは、就業場所を問わない労働形態のことで、企業のサテライトオフィスやシェアオフィス、またはカフェや自宅で働くこと。つまりテレワーク派遣は、オフィス以外の場所で業務を行う派遣の仕事と理解して良いでしょう。
勤務場所が自宅に限定される在宅派遣は、意味としてはテレワーク派遣の中に含まれる用語です。しかし実際には、この2つを使い分けるケースはほとんどみられず、テレワーク派遣も在宅派遣と同じ意味で用いられることがほとんどです。

派遣社員の雇用形態

在宅派遣と相性が良い、ゲームクリエイターの仕事

さまざまな企業においてテレワークの導入が加速する中、在宅派遣求人を積極的に取り扱う派遣会社が増加しています。特にコロナ禍の巣ごもり需要の影響を受けて、人材ニーズが高まっているのがゲームクリエイターの求人です。
ゲームクリエイターは、リモートワークとの親和性が高く、在宅派遣との相性もGOOD。ここではゲームクリエイターの中でも、在宅派遣求人が豊富なゲームプログラマーとWebデザイナー・CGクリエイターにフォーカスして、在宅派遣との相性をみていきましょう。

ゲームプログラマー

ゲームプログラマー(クライアントエンジニア、サーバーサイドエンジニア)は、在宅派遣との相性が良く、ゲーム業界における人気求人のひとつです。スマートフォンアプリ、VR、コンシューマ、アーケードなど、さまざまな開発案件があります。
ゲームプログラマーがテレワーク(リモートワーク)をする場合、懸念点としてよく挙げられるのが、コミュニケーションの問題。特にアジャイル型で進められることの多いゲーム開発では、プロジェクトメンバー同士のコミュニケーションが重要となるため、リアルの場で顔を合わせない環境に不安を感じるのは当然かもしれません。

オンラインミーティング

在宅派遣では、開発現場でよく利用されるプロジェクト管理ツールやチャットツールのほか、Web会議システムやバーチャルオフィスツールの導入など、自宅でもスムーズに仕事ができるよう工夫がなされています。また在宅派遣なら、周囲の人から突然話しかけられたり、電話応対を求められたりして手を止めることがないため、オフィス以上に仕事に集中できる人も多いでしょう。

Webデザイナー・CGデザイナー

Webデザイナーは、雇用形態に関わらず在宅勤務の求人が多い職種です。デザインツールを用いた共同作業や、チャットツールでのコミュニケーションができれば、働く場所の制約を受けないことから、在宅派遣との相性が良い仕事といえます。

CGデザイナーも同様に、制作環境が整っていればテレワーク(リモートワーク)がしやすい職種のひとつ。モデリングやテクスチャ制作に集中して取り組みたい方は、在宅派遣の仕事に向いています。データ構造が複雑な3DCGにおいては、制作を進めるうえで細やかなコミュニケーションが不可欠ですが、スムーズな制作をサポートする各種ツールを活用することで、テレワーク(リモートワーク)にも対応可能です。
ただし、担当案件に係る守秘義務は、在宅派遣でも基本的に変わりません。同居する人がいる場合は、制作画面を見られないようにするなどの管理が必要になります。

まとめ

私たちの働き方は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を機に大きく変化しました。派遣の新しい働き方として定着しつつある在宅派遣は、ゲームクリエイターの仕事と相性が良く、在宅勤務を希望するエンジニアやCGデザイナーにとってより良い働き方といえるのではないでしょうか。

トリサンクリエイター関西は、エンジニアやデザイナーなどクリエイティブ職に特化して転職支援を行う会社です。ゲーム業界での在宅派遣に興味をお持ちの方は、希望の仕事や働き方について、一度相談してみてはいかがでしょうか。

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samusillee

ライター:samusillee

総合人材サービス会社に勤務し、中途採用媒体(雑誌・Web)における原稿制作や自社メディアの企画・運営を担当。IT、メーカー、サービス、農業、医療など多種多様な業界において、1,000人以上の経営者および社員(職員)の方への取材を経験。現在はフリーランスとして活動し、採用分野を中心に各種メディアの取材ライティング等を行っている。

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